2016年03月17日
賭けに負けた!!:火遊びと竹の工作

2月の活動は火遊びと竹の工作、いつもの金立教育キャンプ場で遊んできました。
舞切りや火打石、ファイヤースターター、マグネシウムなどいろんな火おこしをして焚火で遊び、竹で好きなものを作って遊ぼうという計画です。

何を作ろうということはないのですが、簡単に作れる弓矢やカップが人気です。
お箸なんかもナイフを使う練習にはいいんですけどね。
近頃の子供たちは刃物を使うことから遠ざけられているのでこういう遊びでのこぎりやナイフの使い方を覚えてほしいです。

子供たちの火の起こし方はかなり乱暴です。
小さな火種を焚火にまでするには綿のような火口、細い焚き付け、大きめの焚き付け、細い薪、太い薪と段階を踏んでいかなければならないのですが、面倒くさがっていきなり大きいものに火をつけたがる、火口、焚き付け、薪を準備しないで始めてしまう、ということでなかなか火はつきません。

火遊びでは麻ひもを火口にします。
ひものままでは焚き付けレベルなのでほぐして綿状にしたものが火口になります。

ほぐすのを面倒がって麻ひもに向けて火花を散らしている子がいたので
「そがんしたってつくもんか。」といったところ
「ぜったいつけてみすっ!ついたら1,000円もらうけんね。」
「おぉ!よかたい。ほぐさんないつくもんか!」
ということになりました。
結果は・・・
ついちゃったんですね!これが・・・

「これは教育上よろしくないなぁ・・・」と思いつつ、「男に二言はない。」というのも示さなきゃ・・・
という葛藤があり、結局1,000円払うはめになってしまいました。
でも、このあと救われました。

勝ち誇って1,000円を受け取りながらも表情に「ホントにもらっちゃっていいの?」という戸惑いが見えたので、「みんなで食べるおやつでも買ったら?」と言ったところ、間髪入れずに「おぉ~っ!!みんなでコンビニいこう!!」という言葉が返ってきました。
まさに阿吽の呼吸!!大人の対応でしょう?
「みんな成長してるんだなぁ。」と実感できて、とっても嬉しいハプニングになりました。

もう一つ面白かったのが竹の楽器?
作った本人は楽器を作ったつもりはなくて大きさの違う3つのコップだったようなのですが、なんと叩くとドレミの音階になっているんですね。
「お~い!これドレミになってるよ。」

先日YOUTUBEで見つけたこんな動画を思い出してしまいました。
来年は『竹の楽器を作ろう!!』でもやってみようかな?
どなたか音楽に強い方、ご協力いただけませんか?

竹で作れるものはいろいろあるんですが、いつもだいたい弓矢かコップ。
ちょっと寂しいですね。
指導できる人がいればできることは増えるのですがなかなか手伝ってくれる人は増えません。
2016年度も少ない人数で確実にできることをやっていこうと思います。
ひげ