2013年09月24日
無人島じゃなくて・・・夏のキャンプ&川遊び

9月15~16日は7月に天候不良で実施できなかった無人島キャンプリベンジの日。
2日前の天気予報では台風の影響も免れて実施できそうな予報だったので、準備を大方終えて念のため天気予報をチェックしてみたらなんと!!「昨日の予報はなんだったの!?」という変わりよう。
コンピカ冒険隊どころか大人でも海には出られない大荒れ模様です。

この夏はお天気にたたられっぱなしで夏休み中にコンピカの活動が実施できないという異常事態。
ここで3回連続の中止は避けたいので川遊びに中身を変えて実施することにしました。
前日18時過ぎの押し詰まった時間でしたが、幸運にもカヌーのインストラクター、キャンプ場、漁師さんと変更手配はすぐにつき、なんとか『キャンプ&川遊び』として実施にこぎつけたのでした。

海は大荒れでもお天気は快晴!降水確率20%のはずが車が川上へ近づくにつれて雲行きが怪しくなり、コンビニで買い物をしている間になんと土砂降り!!
与止日女神社についても雨脚は強まるばかりでカヌーを下すこともできません。
スマホで雨雲の状況をチェックするとなんとこの周辺だけがまっ赤!!他は天気予報通り降ってない!!
『なんでや!!』
着替えを済ませ雨が上がるのを待ったのでした。

初日のメインイベントはカヌーじゃなくてチュービング(タイヤチューブによる瀬下り)
2日目行く予定の熊の川ではこれに適した流れはあるものの川岸の葦で上陸、リターンが難しそうでなので、これはここでやっておかないと明日はできないかもしれない遊びです。
幸運にも先月まで葦が茂って通れなかったところがきれいに刈り取られて、瀬の上の方へ行きやすくなっていました。
ラッキー♪♪♪

チュービングはコンピカの川遊びでは定番ですが、これほどの急流でやったことはありません。
それは危険だからではなく、他の遊びと一緒にできる場所ではこんな瀬がなかったためです。
スリル満点のこの場所は以前からチュービングをやってみたかった場所でした。

コンピカ冒険隊は水遊びのときは必ずライフジャケットを着用します。
それがこんな場所でも安全に遊べる秘訣です。
一般の方は川で遊ぶとき「深いところは危ない。」と思われがちですが、ライフジャケットを着ていれば溺れる危険性は最小にできます。
むしろ浅いところのほうが足を流れにすくわれたり、ミズゴケで滑ったり、足を岩にぶつけたりと危険は多いものです。
ただし、川にはライフジャケットの浮力が効かない流れもあるので川を良く知る人と遊びましょうね。

川上のこの瀬は子供たちの力では大きなチューブを抱えて岸に寄せることが難しいのでカヌーでのレスキューが必須です。
OBのたっちゃんが来てくれたのでレスキュー体制はバッチリ!
インストラクター『タダ』と2人で繰り返し流れる子供たちを岸に導いてくれました。

この日は終わりがけに「もっと楽しい流れに入りたい!!」と身を乗りだして手で漕いだ子がひっくり返ってしまうハプニングもありましたが、パニックになることもなく事前に話しておいた『川での流され方』をしっかり守ってくれました。
なかなか頼もしい隊員たちです。

ひとしきりチュービングで遊んだら金立教育キャンプ場へ移動してキャンプです。
朝いただいたFUちゃんの差し入れ『八女の無農薬野菜』をメインに子供たちが考えた今夜のおかずは『ピーマンの肉詰め』。
『野菜ソムリエ』たっちゃんのアドバイスで「肉を炒めた後野菜を炒めるとうまい!!」というわざも覚え、おいしいジャガイモ炒めも追加されました。

途中で男女別々に作ることになったりと波乱もありましたが、最後は『家で食べるのよりおいしいね!』なんて声もでるほど美味しくできて楽しい夕食でした。
どうです?
美味しそうでしょ!

いつもなら子供たちが寝るまで付き合うのですが、寄る年波か、仕事の疲れか、私は9時半頃には爆睡に突入。
いったんはテントに入ったはずの子供たちは私の真似をして星空の下で寝ることに挑戦した模様。
爆睡している私の代わりにFUちゃんが子供たちにつきあってくれました。

朝は快晴!!
みんな早起きでてきぱき朝食を作り、片づけを済ませました。
実は春のキャンプで片付けにかなりもたついたので、予定通りに出発できるかと心配していたのです。
男子に一人、片づけの戦力外がいて「そんなこっちゃ無人島へは連れていけんぞ!」という場面もあったのですが、その分女子が頑張ってすばやい撤収ができました。

2日目の遊び場は『熊の川』。
熊の川 河畔公園の一番上流付近、熊の川温泉の裏あたりがその場所です。
ここには飛び込みのできる大きな岩と深く流れのゆるい淵があり、そのさらに上流には魚がギラギラ光っている瀬があります。
泳ぎ、飛び込み、魚とり、釣、と川の遊びは何でもできる川遊び天国です。

川に着いたらまずあいさつ代わりのひと泳ぎ。
最初は低いところから始まった飛び込みもだんだんと高いところに移っていきます。
もともと水温の低いところで台風の影響で時折強い風が吹くとかなり寒かったのですが子供たちはそんなことにはおかまいなしです。

子供たちが泳いでいるうちに漁師さんに網を打ってもらい昼飯の調達をします。
コンピカ冒険隊の川遊びはその場で獲った魚を自分たちでさばいて食べるのがお約束。
自分たちで釣った、獲った魚だとなおいいのですがそれではおなか一杯にならないので漁師さんの力を借りているしだいです。
例年は投げ網教室もやってもらうのですが、今回は無人島キャンプからの急な変更で子供用の投げ網を持って来るのを忘れてしまいました。
残念!!

ハヤは刃物がなくてもさばけます。
お尻から竹串を差し込んで腹を裂き、指で胸からお尻にかけて強くしごいてはらわたを押し出します。
内臓、特に胆のうが残っていると苦くなるのでここが美味しく食べるための大事な作業です。

さばいた魚はテンプラ、から揚げでいただきます。
ハヤは小さい方が頭や骨も気にせず食べられて美味いのですが、子供たちは2度揚げしたいサイズのハヤも苦にせずがりがり食べてしまいます。
自分でさばくと骨の硬さも気にならないのかもしれません。
骨の硬いギョウトク(カマツカ)はいつもは三枚おろしで揚げるのですが、今回は手間を省いて串揚げです。
炭を持ち込んで塩焼きもいいかな?それとも甘辛い煮つけかな?
これは来年のお楽しみにしておこう。

この揚げたハヤを冷たく冷えたソーメン、その麺つゆにからめていただくのがコンピカ夏の名物ハヤソーメンです。
美味いよ!!

午後の遊びは釣から・・・
魚はギラギラ光っているのだけれどその割に釣れてくれないのでいつしか飽きてまた泳ぎ、飛び込みへ戻りました。
やっぱり子供は水の中が好き!!






午後はもう飛び込み大会の様子で子供たちには寒そうな様子はなかったのですが、一緒に川に入ってみると強風のせいかウェットスーツを着ていても震え上がる寒さでした。
そこで予定より30分早く切り上げて帰りました。
楽しみにしていた無人島へは行けなかったけど、夏の終わりにいい思い出がつくれたかな?
by ひげ