2013年06月27日
カヌーの練習2013

6月23日。コンピカ冒険隊は川上でカヌーの練習をしました。
これは7月に無人島キャンプをするための大事な訓練であり、子供たちの体力や気力、性格を把握して無理なく無人島へ渡るための計画作りをするために欠かせない活動です。
梅雨入り前にと9日に計画していたのですが、雨のため順延して実施しました。
残念ながらこの日も雨模様だったのですが・・・・

今回の参加者は2名欠席があったものの、新人2名の参加があって6名になりました。
コンピカV3は隊員の増加とともにパワーアップし、ワンパク度、オテンバ度が急上昇しているようです。

午前中は福岡から駆け付けてくれた助っ人『タダ』の指導のもと、いろんなカヌーに乗ってみてまずカヌーに慣れることからはじめます。
『習うより慣れろ!』基本的なことだけ教えてしまえばあとは遊んでいるうちに体が漕ぎ方を覚えていきます。
いつもながら子供たちの順応性の高さには脱帽です。

しかし、子供たちが真剣にカヌーの練習に励むのはほんの束の間。
『カヌーの練習』というテーマがいつの間にか『水遊び』にすり替わってしまうのがコンピカ冒険隊です。

インストラクター『タダ』もいつしか子供たちのおもちゃに変身!!
この後『撃沈』させられました。

『タダ』撃沈!!
私はカメラマンなのでとばっちりを食わない距離で報道に徹しております。
だって、まだ水冷たい!!ですもん。

ウェットスーツを着せているとはいえ水温も気温も低いので、水に入るとすぐ唇が紫になる子もでてきます。
低体温症がひどくならないように早めに上陸。
ちょっと早いけど11時30分ごろ昼食をとってエネルギーを充填。
でも食べ終わって人心地つくともうカヌーに乗り始めます。
ちょっと一休みさせてくれんかな~。

午後は上流へ漕ぎ上って流れ込みで遊びました。
急流は楽しい!!
ここでこの日のハプニングPart1.
腕白坊主が一人、中州脇の水路から瀬の上流へ行ってしまったのです。
そこは細い流れで途中で上れなくなるのがわかっていたのでしばらくほおっておいたのですがなかなか戻ってきません。
心配になって後を追ってみるとなんと行き止まりからカヌーを陸に引き上げ、引きずってさらに上流を目指してるではありませんか!
やめさせて連れ戻すのが普通なのでしょうが、子供たちの好奇心や冒険心を刺激するのがコンピカなので「この瀬を下りたい!!」という彼の思いを応援することにしました。
瀬は無事に下りましたが、無人島で一人でこんなチャレンジを企てられてはとんでもないことになるので、単独行動をしないように言い聞かせようと思います。
コンピカでは人の手のあまり入っていない自然の中で遊ぶので、子供たちにもそれなりの警戒心が生じて単独でこんな冒険をするというのはなかったのですが、今年は油断の出来ない年になりそうです。

瀬でひとしきり遊んだ後はまた与止日女さんの前に戻って遊びました。
子供たちはすっかりカヌーに慣れて普通に漕ぐだけでは物足りず、立ち漕ぎまで始めてしまいました。
今年はほとんどが4年生なので一人艇では島へ渡れない子が何人かでるのではないかと心配していましたが、この分なら大丈夫そうです。

天気予報では午後は雨が上がりそうだったのに2時半ごろから大粒の雨が降り出しました。
そこでトイレ前のホールで雨宿り。
手持無沙汰なのでおやつに川上名物『白玉饅頭』をいただくことに・・・
ここでハプニングPart.2
男子の一部が今どきの子供とは思えないかつれっぷりをみせて大暴走。
まるで昭和30年代の子供のような饅頭への執着は最初は懐かしくもあったのですが、残った饅頭を分けるときに人のものを強奪するに至って私の雷が炸裂!
コンピカではめったにないのですが説教するに至りました。
残念な事件ですが落ち着いてから解散前に再度話をし、無人島キャンプは他人の持ち物である島でやること、そういうキャンプはマナーやルールをまもれないものにはやる資格がないことを話しました。
饅頭強奪事件のおかげでしっかり聞いてくれたようで・・・雨降って地固まる・・・というところでしょうか。

饅頭強奪事件の後は片付けに入ろうかと思ったのですが、まだまだ遊び足りない子供たちは納得せず、飛び込み大会が始まりました。
最初はただ飛びこむだけだったのがいろんなポーズをとっての飛び込みに発展し、『最後の1回』を何度も繰り返してやっと終了となりました。

さて7月はいよいよ無人島キャンプ!
油断のならない面々ですが楽しいキャンプになりそうです。
願わくは夜はおとなしく眠ってほしい・・・無理かなぁ・・・
ひげ