2020年03月27日
こんぴーずでやりたいこと
こんぴーずの前身はコンピカ冒険隊。
「子供たちを野に放て!!」をキャッチフレーズに、自立心に目覚める10~12才を対象に自然な中で、親の目の届かないところで思いっきり遊び、冒険させて生きる力をはぐくもうという活動でした。
私も年をとって「野に放たれた子供たち」の安全を守ることも難しくなったのでやむなく終了したのですが、この活動の中で続けたかったこと、やりたかったことがいくつかあります。
そんな思いを体力の許す限り伝えていこう、というのがこんぴ~ずです。


そのひとつは食育。
コンピカではキャッチ&イートを基本に魚取り、魚釣りをやり、キャンプでは食べられる野草を食べることで子供たちの野生を刺激し、自然を楽しんでいたのですが、あるとき「ああ、これは食育なんだ。」という気付きがありました。
自分が食べるものを自分で殺して捌いて食べる。
これは命をいただく体験であり、「いただきます」の意味を知る良い機会です。
食べられる野草を食べることも含めて、命の源は自然の恵みだという体験は今では貴重なものになっているように思います。
もう一つは故郷の自然を知るということ
これは私自身の自然観の変化なのですが、かつては「佐賀は何もない。あるのは田んぼと畑と植林地ばかり。」と思っていましたが、コンピカの20年の活動で学んだことは「佐賀の自然は人の営みと自然が調和した豊かな自然。」ということでした。
近年の圃場整備でそれもだいぶ壊れてきてはいるのですが、農耕のサイクルに合わせて多様な生き物が共存しているのが佐賀の自然なのです。
人と自然は対立するものでも征服するものでもなく、ともに生かされる存在なのだということを遊びの中で感じてほしいと思います。
最後に自然も私たちの暮らしも先人たちが長い長い歴史の中で守り育ててきたものだということ。
こんぴーずが遊ぶ環境は先人が守り育てて来た貴重な存在です。
縄文、弥生の時代から続く長い歴史の途中に生きているのが私たち。
未来を紡ぐ子供たちに故郷の先人たちがどう生きてなにを守ってきたのかを知り、何を守っていくのかを考える基を昔話や伝説から感じ取ってほしいです。
一人でできることから始め、ご協力いただける方々がいらっしゃれば輪を広げ、7という数字を消せればいいなと思っています。
ご賛同いただける方がありましたらお付き合いよろしくお願いいたします。
ひげ