2020年04月26日
昔話と神様と私たち

「おてんとうさまが見ているよ。」
私たちの世代ならきっと子供の頃に言われたことのある言葉です。
日本人が世界一モラルの高い民族だといわれるのはこの言葉の裏側にある私たちのアイデンティティに基があります。
しかし、今の日本では神話が教えられなくなり、子供たちにもわかりやすく作られた昔からの戒めは迷信と一蹴され、それが失われつつあるように思えます。
こんぴーずでは子供たちに日本の心が育つように、ふるさと佐賀にゆかりのある神話や昔話を伝えたいと思います。
活動の中では子供たちにわかりやすいように話すつもりですが、ご家庭でも話してもらえるようにここにも書くことにします。
最近は神棚のないおうちも多いということなのでまず日本の神様について
日本の神様は八百万(やおよろず)の神と言って、どこにでもなんにでも神様が宿っていると考えられています。(八百万:たくさんの、なんでもという意味)
『命』と言い換えることもできます。神様の名前に『○○の命(ミコト)』というの多いですよね。
この命というのは生物の命ではなく、形のあるものだけでなく、風や闇など現象や状態にも命があり、つまりこの世にあるものすべてが神様だという考えです。
つまり、あなたも私も含めてすべて神=命だという考えです。
「いただきます」という言葉はここからきています。
つまり、「食べる」とは命をいただくということ。
私たちの命は食物となる様々な命の集まりです。だから私たちの命の元となる、その一つ一つの命に対する感謝の言葉として「いただきます」と言うのです。
また、食物は私たちの口に入るまでにたくさんの人の力に支えられています。
育てる人、獲る人、運ぶ人、売る人、料理する人、そしてその人々を助ける様々な道具、そしてまたその道具を作る人、売る人・・・・という具合に無数の神様=命のおかげで私たちは食事をすることができるのです。
このことへの感謝の気持ちが「いただきます」であり、「おかげさま」という言葉なのです。
そう、「もったいない」という言葉もきっとここから生まれていますね。
最近はあまり聞かなくなりましたが、針供養、包丁供養という道具への感謝と慰労の習慣。
これも神羅万象に神が宿るという考えの現れ。
私たちだけが持っている神=命とのつながりです。
そんな八百万の神々のうち、神社にお祀りしてある神様は特に大切な自然(太陽や月、山や川、産土神)や、一族の先祖(氏神様)、みんなのために頑張った人(靖国神社、増田神社)、なのです。
キリストやアラーみたいな外国の神様とは全く違います。
今、コロナウィルスで大変なことになっていますが、佐賀県には疫病と戦って神様になった人が祀られている神社があります。
その人は若い警察官でした。
神社や私たちの神様はいわゆる宗教とは違うところにあると思いませんか?
増田神社:みんなに知ってほしい普通の人が神様になった例
https://www.sougiya.biz/kiji_detail.php?cid=1143
ひげ