2011年11月09日
ツリーハウス作り

とっても残念なことですが、昨日オリジナル『コンピカ冒険隊』で作ったツリーハウスの解体を始めました。
『Ver.2』の隊員たちはここへは行ったことがないですが、OBたちには思い出深い場所ですし、こんな活動をしてみたいという方々もきっと多いと思いますので、ここにご紹介しておくことにしました。

ツリーハウス作りは『ひみつ基地を作ろう』の進化したもので、ひみつ基地作りは当初森林管理署にお借りしている『コンピカの森』で実施していました。
ここは資材の搬入が難しいところだったので、現地で間伐した材料を主にウッドデッキを作るのが精いっぱいだったのですが、2005年に富士町の方が田んぼと杉山を貸してくださったので資材を使った活動が可能になりました。
当時は『こどもゆめ基金』の助成を受けていたので財政的にもいろんなことが可能でした。

このツリーハウスは最初から計画したものではありません。
子供の遊びらしく夢が膨らんで形になったものです。
最初は11月に『ひみつ基地作り』としてウッドデッキが完成。
1月の活動時に2階が作られました。

これを使って楽しい遊びをしようということで追加されたのが森の奥の小さなウッドデッキと空中回廊です。
これはOBの協力で奥のデッキと回廊のベース部分を作り、『お別れ会』の時にみんなで踏み板をつけて完成させました。

このときの『お別れ会』のゲームはこの空中回廊を使った『英語オニ』。
両方のデッキから相手陣を目指し、途中で出会ったところでじゃんけんをして負けた方は飛び降りて道をあけ、勝った方は敵陣へ進むというゲームです。

あるけばびよんびよんとしなる空中回廊、じゃんけんに負けたら1.5mほどの高さを飛び下りなければならないというスリリングな遊びで、このときのお別れ会は大盛り上がり!!
子供たちの最高の遊び場になり、大きな思い出を残してくれました。
ちなみにこの空中回廊、大人が乗っても大丈夫です。1人なら・・・

2006年度はこの2階建てウッドデッキをツリーハウスにしようということになりました。
お借りしている森の樹種は杉で、できるだけ商品価値を下げないようにしないといけないので、当初から3~5年で解体のつもりでした。
そこで解体、移築も可能なように、また子供でも作れるようにと私が設計をしてツーバイフォーのようにパネルの組み合わせで小屋にすることにしました。
幸か不幸か制作日は雨。現地ではなく私の店の通路でパネルだけ作って現地での作業に備えます。

もともとツリーハウスにまで成長すると思わず作ってきたので、基本現場合わせです。
パネルの寸法は現地寸法を測って作っていますが逃げ寸法を大きく取り、床の勾配はパネルの高さを段違いに接合することで逃げています。
パネルの接合は解体や移築を考慮してビス止めにしました。

作っている時は子供たちも盛り上がって、「ドアを付けよう!」「窓を付けよう!」と勢いがありましたが、これだけのものを作ってしまうとさすがにモチベーションが続かず、これ以上このツリーハウスが成長することはありませんでした。
なお、屋根の部分は高さがあって子供たちには危険すぎるので大人が作りました。
子供たちはやりたがっていましたし、自分たちのできる作業がなくなると勝手に違う遊びを始めてしまったので、命綱をつけてやらせてもよかったかなと思っています。

このひみつ基地があった場所は『コンピカの森2』と呼んでいましたが、ここ2年ほど行っていません。
理由は田んぼにイノシシ対策の金網が張られるようになって、杉山と田んぼを連続した空間として使うことが難しくなってしまったためです。
地主さんは「金網は撤去してもいいよ。」とおっしゃっているのですが、ご高齢の地主さんにそんなご負担もかけられないし、こちらにそれをお手伝いする余力もないので足が遠のくことになってしまいました。
その後ここで遊んでいた時期(冬場)は金立キャンプ場で遊ぶようになりました。
資材搬入が難しくてツリーハウスまでは踏み込めなかったオリジナル『コンピカの森』は、今年隣接地区を借りていた団体が辞退されましたので使える森が2倍に広がり、資材搬入の容易な場所も『コンピカの森』になりました。
ver.2は残念ながら隊員もスタッフも縮小してしまいましたが、来年は運営方法を見直して以前のような活動ができるようにしたいと思います。
隊員とスタッフが増えたら、またツリーハウス作りにチャレンジしたいですね。
by nob
Posted by ひげ
at 17:40
│Comments(2)
小さいころにあこがれた秘密の基地(>_<)
自分たちで作れるなんてこどもたちにとって
忘れられない経験ですね
学校でひみつ基地は作れないでしょうが、(一度、多久西部小でやらせてもらったことがあります。)私はツリークライミングなどもコンピカ冒険隊でやってきましたので、もしも放課後の学童保育などで呼んでいただければ、校庭の大木に登るという大きな思い出づくりのお手伝いができます。
機会がありましたらぜひ・・・