2018年04月04日

縄文の神様とお好み焼き


コンピカ冒険隊は3月25日、巨石パーク~金敷城山の冒険登山とこの一年の打ち上げにお好み焼きパーティーをやりました。


巨石パークとは縄文時代の祭祀跡と云われるパワースポットで川上の与止日女神社の上宮にあたります。
ここに祀られている豊玉姫様は竜宮城の乙姫様で初代天皇『神武天皇』のおばあちゃん。
その正体は巨大なワニ(サメのこと)だといわれています。
佐賀のことが書いてある一番古い書物、1300年ほど前に書かれた『肥前国風土記』にはこの場所のことがこんな風に書かれています。


この石神のもとに毎年たくさんの小魚を従えたワニ(サメのこと)が川を遡ってきて、ここで数日を過ごしてまた海へ戻っていった。
この魚をとるとたたりがあるのでこの辺りのひとはこの魚をとらない。


このお話、今も少し形を変えて残っていて「与止日女神社の氏子は与止日女様のお使いであるナマズを食べてはいけない。」ってお話になっています。


また別の伝説では「ワニというのはワニ船という船(帆掛け船)のことで遠い海の国から毎年大船団がここへやってきた。」というのもあります。
神話の時代のお話ですが巨石パークのあたりまで海から来られたという時代は確かにあって、それは海面が今より高かった縄文時代のことなんですね。


子供たちは石神様のパワーを受けてか元気いっぱい。
実は内心「山登り苦手なんじゃないかな?」と思う隊員もいて、わりと長い今回のコースを走破できるか心配していました。
最悪の場合は名尾峠まで迎えに行くことも考えていたのですが取り越し苦労だったようです。


下山の時には元気余って暴走し、同行のかおるちゃんがキレるという事件もあったようで、まだコンピカ引率に慣れていないうちのスタッフの気苦労は大変なものがあったようです。(私、キャベツ切りながら待ってました。)
以前一緒にコンピカを運営していた方の「コンピカ冒険隊は大人の修行の場である。」という言葉がよみがえります。


お好み焼きパーティー会場は金立山麓のうちの庭です。
長い下りを歩いてきた子供たちはちょっと一休みしただけで「さあ!!お好み焼き焼こうぜ!!」と一声かけるとさっさと行動開始。


「肉切って!!」
「油どこ?」
「どのくらい入れると?」
みんなでおしゃべりしながらテキパキことが進みます。


男子はほとんどがお好み焼きの支度はしないで遊び呆けていたので食べる資格がありません。
「自分でせん奴は食べられんばい。」
「そんない、いらん!!」
などと言っていても美味しいにおいがし始めると我慢できなくなって最後は自分たちで始めました。
やれやれ・・・


2017年度の活動もこれで終わり。
おかげさまで大きなけがもなく楽しい一年を過ごすことができました。

さあ!!新年度も元気に遊ぼう!!

  

Posted by ひげ  at 07:53Comments(0)活動報告